埋蔵文化財センター情報館-祝谷大地ケ田遺跡6次調査
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祝谷大地ケ田遺跡6次調査(いわいだにおおちがたいせき)

    開催日
    遺跡名
    サイズ
    DL
  • 平成29年1月15日(日)
    11時30分~12時30分
  • 祝谷大地ケ田遺跡6次調査

    602 KB

    PDF
    所 在 地: 松山市祝谷六丁目
    調査期間: 平成28年9月16日(金)~平成29年1月15日(日)
    調査面積: 約2,420㎡
    調査主体: 公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 埋蔵文化財センター
    1.はじめに
     今回の発掘調査は造成工事に伴うもので、調査では弥生時代の貯蔵用の穴と古墳時代の前方後円墳が検出されました。大地ケ田遺跡では、今回を含めて6回の発掘調査を行い、調査地一帯は、弥生時代には集落の貯蔵施設が置かれ、古墳時代には前方後円墳や円墳が築かれた墓地(墓域)であったことが、明らかになってきました。

    2.調査の概要
     
      ■前方後円墳 (祝谷9号墳)  
    • 馬蹄形(馬のヒヅメ形)の周壕 (県内で初めての発見)
    • 周壕の内側・外側に石が貼り付けている (四国では初めての例)
    • 全長31.5m、墳長(墳丘の長さ)27.1m、後円部の直径19.4m、前方部の長さ7.7m 前方後円墳からは、道後地域を眺めることができることから、道後地域を治めていたリーダーの墓と考えられます。また、墓の形や馬形埴輪などは、西日本地域で発見されるリーダーの墓と同じ特徴をもつことから、大和政権とも関係のあった豪族の墓と考えられます。
    • 祝谷9号墳
      古墳からは道後地区が見渡せます
      前方後円墳からは、道後地域を眺めることができることから、道後地域を治めていたリーダーの墓と考えられます。また、墓の形や馬形埴輪などは、西日本地域で発見されるリーダーの墓と同じ特徴をもつことから、大和政権とも関係のあった豪族の墓と考えられます。

      ■ 弥生時代(約2100年前)
    • 貯蔵穴 190基
    • 平面が円形 185基…直径1~2m、深さ1.2m(最も深い)
    • 平面が四角形 5基…一辺1.8~2.1m、 深さ0.1m(最も深い)

    • 弥生時代集落の貯蔵施設がたくさん見つかりました。
    写真
    周濠から出土した馬形埴輪(復元中)
    馬形埴輪「たてがみ」出土のようす
    周壕の外側石列
    前方後円墳(祝谷9号墳)
    調査地の位置
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