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古照遺跡は、1972(昭和47)年松山市南江戸町にある下水道中央処理場の建設工事中に『木組み遺構』が発見されたことにより、弥生時代の竪穴式住居跡が当時のままの状態で埋没しているかも知れないとして全国的に有名となった遺跡です。 その後、本格的な発掘調査が実施され、発見されていた『木組み遺構』が、古墳時代前期に機能した農業灌漑用の『堰(せき)』であることが分かり、現在までに合計3基の『堰』が発見されています。
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松山市考古館では、全国的にも著名な古照遺跡を常設展示のメインとし、特に良好な状態でみつかった『第2堰』を復元し、ビデオ解説をまじえながら公開しています。
復元された高床(たかゆか)式建物
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総合公園の第4駐車場から歩いて松山市考古館に向かう道の途中、広場の反対側に高床式の建物が復元されています。
これは、古照遺跡の堰に使用された木材の中に、高床式建物の建築部材が含まれていることがわかり、その資料をもとに復元したもので、立派な切妻造りの高床式建物として現代によみがえったものです。
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