(4)実測・拓本

実測・拓本

土器などの遺物が、「もうこれ以上接合できない」状態になったら、それぞれの遺物の特徴を図面に詳しく記録(実測)します。

遺物の大きさ、形、特徴を正確に記録するのはもちろんですが、表面に刻まれた文様や工具の痕跡、厚さなど、得られる情報を1枚の実測図に全て記録することが求められます。
また、特に瓦の文様や、石碑に刻まれた文字などを記録する場合には、主に拓本が用いられます。拓本は画仙紙を遺物の表面に押し当て、上から打墨することで文様を写しとる技法です。

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