遺物の注記(ちゅうき)という作業は、遺物に名前を付けるために行います。遺物を洗浄して土器を乾燥させた後に行いますが、写真のように接合することがあらかじめ分かっているものに関しては、接合・復元の後に行うこともあります。 名前は、その土器が出土した場所と日付によって構成される戸籍みたいなもので、基本的には遺跡名および遺構名、地区名、土層名、出土した年月日などが簡潔に記載されています。 土器が小さくなれば、記入は大変ですが 、整理作業員さんの中には“お米”に文字が書けそうなくらい?の達人もいます。