検出した遺構の内部に堆積している土の特徴をよくみて、たくさんの遺構が重なり合っているかどうかを調べます。そして、その重なり具合をよく観察することによって遺構の相対的な時期(どちらの遺構が新しいのか・古いのか)を決定します。
その後、遺構の掘り下げ作業に移りますが、基本的に、新しいと判断された遺構から順番に掘り下げます。
遺物を残しながら平面的に少しずつ掘り下げますが、その際には適所に土層を観察するための“あぜ”(ベルト)を設けます。