現地説明会&現地見学会の紹介
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文化財情報館 > 現地説明会 >正岡小学校遺跡
・正岡小学校遺跡(まさおかしょうがっこう)
開催日 |
遺跡名 |
サイズ |
DL |
- 平成26年9月24日(水)10:30
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正岡小学校遺跡 |
4.78MB |
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1.検出遺構
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自然流路(SR)・・・・・・・・1 条
土坑(SK)・・・・・・・・・・・・1 基
柱穴・・・・・・・・・・・・・・・10 基
などが見つかりました。 |
2.出土遺物
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土師器、須恵器のほか陶磁器【亀山焼(かめやまやき)・備前焼】 |
3.わかったこと |
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本調査では、室町時代の遺構(いこう)や遺物(いぶつ)を発見しました。遺構は、自然流路(SR)1 条と土坑(SK)1 基、柱穴10 基を検出しました。遺物は、土師器(はじき)や須恵器(すえき)のほか陶磁器(とうじき)【亀山焼(かめやまやき)・備前焼(びぜんやき)】が出土しました。
SR1 は調査地南半部を北東-南西方向に流れる小さな自然流路で、検出最大幅5.2 m、深さ10㎝です。流路内からは室町時代に使用された土師器の坏(つき)や土釜(どがま)のほか、亀山焼の甕(かめ)や備前焼の擂鉢(すりばち)などの破片が出土しています。
このほか、調査地西部には土器片が密集して出土する箇所がありました〔土器溜り〕。この中には土師器のほかに亀山焼の破片が含まれていました。なお、発掘調査に先立って実施した試掘調査では、直径80㎝、深さ30㎝の土坑(SK1)内に瓦質(がしつ)の火鉢(ひばち)が据え置かれ、火鉢の中からは完形の土師器坏5 点が重なった状態で出土しました。
検出状況から、五穀豊穣(ごこくほうじょう)など地鎮(じちん)に関する祭祀が執り行われたものと推測されます。
今回の調査により、少なくとも室町時代には本遺跡を含む北側エリアに人々が居住する生活空間が存在し、その一方で南側エリアには自然流路や小河川などが流れる状況であったものと考えられます。
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写真1 調査地全景(南東より) |
写真2 火鉢と土師器坏 |
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