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現地説明会&現地見学会の紹介

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・祝谷大地ケ田遺跡3次調査(いわいだにおおちがたいせき)

・祝谷6号墳 現地説明会資料(いわいだに6ごうふん)

    開催日
    遺跡名
    サイズ
    DL
  • 平成25年3月16日(土)10:30
  • 祝谷大地ケ田遺跡3次調査
    2.92MB
    PDF
    1.検出遺構
    *PDFファイルは同じものです。

    溝 (SD): 3条〔弥生時代以降〕
    土坑(SK):39基〔弥生時代:38基・室町時代:1基(SK120)〕
    柱穴 :44 基〔弥生時代~室町時代〕
    などが見つかりました。

    2.出土遺物
     
    弥生土器〔前期~中期〕
    土師器〔古墳時代~室町時代〕
    陶磁器〔室町時代〕
    石器〔石鏃・石庖丁・石斧・スクレイパー〕
    3.わかったこと  
     調査地周辺の祝谷地区には、永谷川(大川)や丸山川、市の谷川などの川が走り、これらの川によって分断された丘陵がヤツデの葉状にひろがる地形となっています。弥生時代の集落は、これらの丘陵単位で形成されていたものと思われます。そういった集落のひとつが調査地周辺の丘陵上にひろがっているものと考えられます。居住していた住まいなどは、貯蔵穴群が発見された1区よりも北東から東方向に分布しているものと考えられ、その居住区の西から南西方向、谷を見おろす集落の端近くに貯蔵穴群を計画的に配置し、共同管理していたものでしょう。
    写真1
    遺構完掘状況(北より)
    写真2 
    SK101 遺物出土状況 (南より)
    開催日
    遺跡名
    サイズ
    DL
  • 平成25年3月16日(土)10:30
  • 祝谷6号墳
    2.92MB
    PDF
    1.検出遺構
    *PDFファイルは同じものです。

    ・墳丘規模:東西24m
    ・石室2基
    ・周溝
    などが見つかりました。

    2.第1石室
     

    ・時期:6世紀中~後半
    ・石室形態:両袖形横穴式石室
    ・規模:全長 5.15m 玄室長3.62m 玄室幅2.4m 残存高1.85m

    3.第1石室出土遺物  
    須恵器:器台、広口壺、短頸壺、坏身、坏蓋、脚付直口壺、蓋、横瓶、提瓶
    武具:太刀、銀環、鉄鏃
    馬具:轡、革金具、絞具、辻金具
    農工具:鍬・鋤先、刀子、鑿、鉄斧、鎌
    鏡:珠文鏡
    装身具:耳環、ガラス玉、碧玉製管玉、水晶製丸玉、瑪瑙勾玉、棗玉
    計 約150 点
    4.第2石室

    ・時期:6世紀後半~7世紀初頭
    ・石室形態:右片袖形横穴式石室
    ・規模:全長 5.4m 玄室長3.94m 玄室幅1.54 ~ 2.24m 残存高1.18m

    5.第2石室出土遺物
    須恵器:短頸壺、長頸壺、蓋、提瓶
    武具:太刀(1 振は圭頭太刀)、銀環、鉄鏃
    馬具:轡
    農工具:鍬・鋤先、刀子、鉄斧、鎌
    装身具:銅釧、耳環、ガラス子玉、ガラストンボ玉、碧玉製管玉、水晶製管玉、水晶製切子玉
    計 約80 点
    6.わかったこと
     2区で発見された祝谷6号墳は、その墳丘規模と豊かな副葬品から有力な地方豪族一族の墓と考えられます。第1石室は、埴輪が立て並べられた差し渡し24m規模の墳丘とともに6世紀中ごろに築造され最初の埋葬を行い、続く6世紀後半に追葬が行われたものです。この石室には古くからのステータスシンボルである青銅鏡(珠文鏡)が副葬されました。第2石室では6世紀の後半から7世紀初頭の間に2体の埋葬が前後して行われたと考えられます。先につくられた第1石室に伴う墳丘を利用して新しく石室を追加して、結果的に一墳丘二石室になったものです。第2石室出土の圭頭太刀は、畿内政権との強い関わりを示す儀仗刀(権威を示すための飾り刀)です。地方豪族一族が畿内政権を中心とした政治体制に組み込まれていく様子が、両石室のありかたからうかがえます。
    写真1  第1石室 写真2 珠文鏡
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