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朝美辻遺跡2次調査(あさみつじ)
開催日 |
遺跡名 |
サイズ |
DL |
- 平成24年9月22日(土)10:30 ~
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朝美辻遺跡2次調査 |
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1.検出遺構
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溝:17条、土坑:2基、掘立柱建物:1棟、柱穴:約100基 |
2.出土遺物
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弥生土器、須恵器、土師器、石鏃 |
3.調査の成果と課題 |
朝美辻遺跡2次調査は、民間の開発に伴い実施した埋蔵文化財の発掘調査です。
調査では、主に古墳時代から古代の集落に関連する溝、柱穴、貯蔵穴と見られる土坑や掘立柱建物などの集落関連遺構が発見されました。現在はまだ調査途中で、今月末(9月28日)の終了予定です。
朝美辻遺跡2次調査は、松山平野西部の大峰ヶ台丘陵の東裾部に立地しています。周辺では多くの調査が実施されており、大峰ヶ台丘陵では「大峰ヶ台遺跡1~10次調査」によって古墳や弥生時代の高地性集落が見つかり、調査地の北東には古墳時代後期の建築部材「蹴放し」が見つかった「朝美辻遺跡」などのほか、多くの集落関連遺跡が見つかっています。特に約15m西に県埋蔵文化財センターによって調査された「大峰ヶ台Ⅱ遺跡」では、古墳時代後期の倉庫群が見つかっています。(蹴放しとは、建物の出入り口扉下の敷居のこと)
今回の調査では、古墳時代中頃から飛鳥時代までの遺跡が見つかり、西に接する「大峰ヶ台Ⅱ遺跡」で見つかった遺跡が東側へ広がることを確認することが出来ました。
朝美辻遺跡2次調査と大峰ヶ台Ⅱ遺跡での遺構の分布を見ると、この遺跡の広がりは、南東にやや密度が高く広がっているようです。調査では掘立柱建物の検出は1棟のみで、倉庫群は調査地の北に展開する可能性があることが分かりました。
この地域では大峰ヶ台丘陵にある弥生集落集落や辻町遺跡などの低地に立地する集落も存在することが分かっています。それらの遺跡のつながりや、時代を経てどのように移り変わっていったかなど、この朝美、辻町地域の成り立ちや遺跡の移り変わりの解明が今後の課題となります。 |
遺構完掘状況(北から) |
掘立1検出状況
現地説明会風景 |
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