2024年7月3日 更新
松山市立埋蔵文化財センター(考古館)の正面玄関前には、石の彫刻作品「我在・我不在・〔I come・I go〕」が展示されています。
この作品は、彫刻家の三上 浩さんが「遊行」をテーマに制作されたもので、当時は一般公開をしながら制作されました。
中央に3トン余りの重さの伊豆・天城山産安山岩を据え、その四隅にはインド産黒花崗岩の石柱を立てています。
前列と後列の石柱は鉄の鎖で結び、鎖が後列は曲線、前列は真鍮の鎖を吊り下げて直線になるように工夫されています。
中央に据えられた安山岩の上面は、鎖と連動するように曲線から直線へと磨き上げられています。
三上さんによると、石と鎖で囲まれた空間は「時空の変化」を表現したとされています。
毎年6~7月になると、この作品の周囲には、中国・大連市の1000年前の遺跡で発見されたハスの種を発芽・育成した「大連古代ハス」の大輪が咲いていますので、是非一度足をお運びいただいてご鑑賞ください。
※この作品は、1997年に「松山市パブリックアートによるまちづくり事業」の一環として制作していただいたものです。
※その他のお宝はこちら⇒ 「カルスポお宝巡り」
〒790-0012 愛媛県松山市湊町七丁目5番地
電話:089-921-8222