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もくたん
木炭

松山市考古館蔵
出土地   まつやまし しもいだい
1:松山市下伊台
    まつやまし しもなんば
2:松山市下難波
遺跡名   せとかぜとうげ
1:瀬戸風峠4号墳
    しもなんばこしおれ
2:下難波腰折2号墳
解説文

【古墳時代】 

 松山市内の古墳からは、全国的にも珍しい「木炭床」と呼ばれる、木炭を床面に敷いた横穴式石室が2例みつかっています。瀬戸風峠4号墳では、木炭床の上に、人骨が残っていました。 木炭は、暖房・炊事などの燃料のほか、製鉄・鍛冶などに使用されてきました。また、脱臭・水の浄化・防湿などの効果があり、燃料以外にも生活の中で利用されています。