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石器【スクレイパー・尖頭器(せんとうき)】

松山市考古館蔵
出土地 まつやましつかもと
松山市束本
遺跡名 つかもといせきよんじ
束本遺跡4次
解説文

《石器(スクレイパー・尖頭器)  旧石器時代~縄文時代》

 (左)スクレイパー・・・石の剥片を利用して縁辺部には連続して刃部が作られています。この薄い刃の部分で、皮を剥いだり、肉を切ったりしました。材質には「サヌカイト」が使われています。この石は讃岐石とも呼ばれ、香川県坂出市~高松市で産出するものです。

 (右)尖頭器・・・先端を尖らせて、槍先の形にした石器です。展示品は完形品で、基部にはタール状の付着物がみられます。