2024年2月21日 更新
東京ヤクルトスワローズの応援は「踊り踊るならチョイト東京音頭ヨイヨイ」というフレーズに合わせて、ビニール傘を上下に振りながらリズムに乗る光景がお馴染みとなっていますが、いつからこの応援スタイルが始まったのでしょうか。
時は今より半世紀以上前、1965年に国鉄スワローズからサンケイスワローズへと名称が変わろうとする頃、一人の熱烈なヤクルトファンが、球場に少しでも多くファンがいるように見せるため傘を振って応援することを思いつき、他のファンたちに「次の試合で家にある傘を持ってくるように」と提案、最初は数本程度でしたが、試合を重ねるごとに本数が増えていき、80年代にはスワローズを代表する応援スタイルとして定着したと言われています。
最初は傘ならどの家庭にもあり、わざわざ購入しなくても良いからという理由で提案したそうですが、応援が定着するうちに球団のオフィシャルグッズショップから数多くの色やデザインの傘が販売され、その大きさは隣の席のファン同士が応援中ぶつからないように通常よりも短いミニ傘が主流となっています。
野球観戦の魅力は何と言っても球場独特の空気感の中で、選手たちが目の前で繰り広げるプレーの臨場感、そして会場にいる大勢の人たちと応援する一体感です。普段はテレビ観戦ばかりという方も、坊っちゃんスタジアムに足を運んで東京ヤクルトスワローズ戦の応援に参加してみませんか?青や緑色のビニール傘が一斉に開く観客席は、色とりどりの花が咲いたように見えとても綺麗ですよ。皆様のご来場お待ちしております。
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