平成29年度 わかりやすい考古学講座 「発掘 松山の遺跡Ⅶ」
6月3日、松山市考古館講堂にて「平成29年度 わかりやすい考古学講座」がはじまりました。
この講座は、6月から翌年3月までの毎月第1土曜日に開催する年間10回の連続講座となります。(1月・10月は第2土曜日)
今年度は、『発掘 松山の遺跡Ⅶ』と題して、味生・生石・余土・垣生・中島・三津浜・宮前・高浜・泊・由良地区の主要な遺跡を、スライドや出土品を交えて分かりやすく解説します。(市内遺跡の現地見学会を含む)
一回目の6月3日の講座は、松山市西部の歴史みがき1「白石ノ鼻と松山城石垣など」と題して調査を担当した3人の調査員がリレー形式で報告いたしました。
この白石ノ鼻の報告では、松山城石垣の石材についてや石垣が何処からもたらされたのかなどの外、矢穴形状の実態、また石切丁場(石切場のこと)の候補地である白石ノ鼻の調査から見えてきた、丁場の様子などを報告いたしました。最後に松山城石垣の調査から、石垣に残る矢穴痕と白石ノ鼻に残る矢穴痕の形状比較から推定する白石ノ鼻との関連性を報告させて頂きました。
今回は多くの受講者の方々にご来場頂きましてありがとうございました。
次回は中島の歴史
次回7月1日は「中島の歴史」と題して講座が開催されます。
まだ、若干お席に余裕がありますのでご応募下さい。