今回の調査地は、城山公園(堀之内地区)の西北部に位置します。過去に17回の確認調査が行われ、当時の松山城三之丸の様相が浮かび上がりつつあります。調査は古絵図を基にして調査場所を設定し、重機で近現在の造成土を掘削した後、人力で江戸時代の遺構面まで掘り下げました。遺構は現在の地表面から深さ約3mの地点で確認することが出来ました。掲載している古絵図は元禄期(今から約310年前)と文久期(今から約150年前)に描かれたもので、当時の様子を垣間見ることができる貴重な資料です。
松山城三之丸跡18次調査② |