カテゴリーの過去記事: 発掘調査・試掘調査
久万山本遺跡 |
久万山本遺跡は、平成29年5月26日(金)~同年6月9日(金)の間に調査を行いました。本調査では、弥生時代から古墳時代までの遺構と遺物を検出しました。 遺構は、竪穴建物たてあなたてもの1棟、土坑6基、柱穴15基を検出し、 … Continue reading
匠(たくみ)の技です |
遺跡を発掘すると、古代人の活動の痕跡である建物跡(遺構いこう)や土器(遺物いぶつ)などが発見されます。 遺物のなかでも土器は、ほとんどが割れた破片の状態で発見されており、これを歯ブラシでキズを付けない様に水洗 … Continue reading
檜扇(ひおうぎ)の部品 |
松山市内辻町周辺での試掘調査から市内で出土した遺物のなかでも珍しい物が出土しています。 檜扇ひおうぎは檜や杉の細長い薄板を重ねて綴じ合わせた開閉自在の扇です。現在みられる木や竹に紙を貼りつけた扇は10世紀以降に出現するよ … Continue reading
樽味高木遺跡19次調査の紹介 |
樽味たるみ高木たかぎ遺跡19次調査は平成29年5月に行った調査です。 見つかった遺構は弥生時代後期の土坑どこう1基と、古墳時代中期後半の柱穴ちゅうけつ24基がありました。また、遺物は包含層ほうがんそうから弥生時代中期後半 … Continue reading
歴史が積み重なって発見されました。 |
松山城三之丸跡19次調査 現在の堀之内に位置する松山城三之丸跡は、今から約400年前の江戸時代初期に築造が開始され、藩主の屋敷や藩の役所、上級武士の居住区などに区画されていました。その後、明治から昭和の終戦にかけては旧 … Continue reading
北久米乃万の裏遺跡3次調査より(梅雨時の発掘調査) |
下の写真は乃万の裏遺跡3次調査の様子です。調査地は地表面より約2メートル掘り下げて調査を行いました。雨が降っていない日でも水が地下から湧き出してくる現場(左の写真)でしたが、梅雨の雨が降れば雨水が貯まりまるでプールの様( … Continue reading
江戸時代の砥部焼が見つかりました。 |
松山城三之丸跡19次調査 堀之内西北隅で実施した松山城三之丸跡19次調査では、地表面下3mの地点から江戸時代の三之丸施設である馬場土手などが発見されました。江戸時代の地表面上には、灰色の炭混じり土が40~50cm覆っ … Continue reading
東垣生八反地遺跡4次調査出土 箸 |
検出された(鎌倉時代)井戸内部の底より折れた状態ではありましたが出土しました。長さ20.6cm、最大幅0.6cmを測ります。両端は細く尖らす様に加工してあります。また、片方端部は焼け焦げが見られます。当時代の箸の出土は … Continue reading
『松山城三之丸跡19次調査』の現地説明会を開催します(ご案内) |
今回の調査では、馬場の北端付近から馬場の出入り口の土手や三之丸御殿東端付近で石組溝などが発見されました。これらの遺構は地下約2~3mの深さから発見されました。また、御殿が明治3年に焼失した後に掻き出されたと考えられる土 … Continue reading