発掘へんろ展 展示の紹介(その3)


今回は、高知県から出品される展示資料についてご紹介します。

 

まず、「山で生きる ~山の恵み~」のコーナーでは、巨岩の岩陰から旧石器時代の多様な石器類がみつかった南国市の「奥谷南遺跡」について展示紹介します。


[ナイフ形石器(チャート)]

奥谷南遺跡からは、チャートでつくられたナイフ形石器を展示します。

 

また、「山岳信仰と修験者」のコーナーでは高岡郡越知町にある「横倉山」について展示紹介します。

[銅製の経筒(お経を収める容器)]

横倉山は古代より山岳信仰や修験の場となった聖地で、平安時代末から鎌倉時代にかけての「経筒(複製品)」を展示します。

 

さらに、「山を行きかう人・モノ・情報 ~行き交う技術や商品~」のコーナーでは、江戸時代に香川県西部で生産された岡本系焙烙(ほうろく)の分布に着目します。


[焙烙(茶葉などを煎るために使われた素焼きの土鍋)]

高知県香美市の「山田三ツ又遺跡」から出土した直径約50センチの焙烙を展示します。

 

考古館は5月31日(月)までの予定で臨時休館しております。開館までしばらくお待ちくださいませ。

古代ハスの様子(5月29日)


5月29日(午前10時頃)のハスの様子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在つぼみは4つです。

少しずつ、つぼみが大きくなっています。

開花が待ち遠しいですね!!

 

 

 

発掘へんろ展 展示の紹介(その2)


今回は、「発掘へんろ展」で展示する資料のうち、愛媛県内(松山市以外)の展示資料(予定)についてご紹介します。

 

まず、「山で生きる ~山の恵み~」のコーナーでは、旧石器時代の石器製作遺跡である伊予市の「高見Ⅰ遺跡」について展示紹介します。


[ナイフ形石器と剥片の接合資料(赤色珪質岩)]

高見Ⅰ遺跡からは、大洲市の神南山周辺で産出される赤色珪質岩を加工してつくられたナイフ形石器やナイフ形石器と剥片の接合資料などを展示する予定です。

 

続いて、「山岳信仰と修験者」のコーナーでは、鎌倉時代から室町時代まで栄えた山岳寺院である北宇和郡鬼北町の「国史跡 等妙寺(とうみょうじ)旧境内」について展示紹介します。

[銅製の仏具 磬(けい)]


[銅製の仏具 鈴身(れいしん)]

旧等妙寺跡からは、法要の際に合図として鳴らす銅製の仏具「磬(けい)」や、密教の修法に用いられる金剛杵(こんごうしょ)と呼ばれる法具の一部「鈴身(れいしん)」、「青磁製菩薩像(一部のみ)」を展示する予定です。

 

さらに、「山を行きかう人・モノ・情報 ~山の道~」のコーナーでは、愛媛県と高知県の交流を取り上げ、標高1,000mを超える山稜上に営まれた上浮穴郡久万高原町の「猿楽(さるがく)遺跡」について展示紹介します。


[縄文土器 浅鉢]


[打製石鏃]

猿楽遺跡からは、縄文時代晩期の浅鉢や弥生土器(壺)の破片資料や打製石斧、石鏃などを展示する予定です。

 

なお、考古館は5月31日(月)までの予定で臨時休館しております。開館までしばらくお待ちくださいませ。

 

古代ハスのつぼみがでました!


5月16日(日)に一輪目の大連古代ハスのつぼみがでてきました。

 

 

 

 

 

 

今年も、6月の初旬には美しい花がみられそうです。

 

 

 

 

 

 

これからつぼみが増えていくのがとても楽しみです。

 

 

 

 

臨時休館延長のおしらせ


4月10日(土)から5月19日(水)の予定で臨時休館させていただいておりましたが、愛媛県独自の警戒レベル「感染対策期」が延長されることになったことから、松山市考古館および松山市文化財情報館の休館を令和3年5月31日(月)まで延長させていただきます。
来館を予定されていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

休館延長期間

令和3年4月10日(土)から令和3年5月31日(月)まで

発掘へんろ展 展示の紹介(その1)


 考古館では、5月1日より 発掘へんろ展「四国の風土と暮らし」の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するために4月10日(土)から臨時休館しております。

 発掘へんろ展では、長い歴史のなかで山とともに歩んできた四国の人々の暮らしについて展示・紹介する予定ですが、展示会の開催に先立ち、今回より数回に分けて展示品や展示の様子などについてご紹介します。

 まず、「山で生きる -山の恵み-」では、山に暮らす人々が利用してきた山の恵みについて紹介するのですが・・・
松山市からは、【石材・鉱物】のコーナーで伊予郡砥部町で産出する流紋岩を原料として生産された「砥部焼」(松山城三之丸跡出土)を展示します。

こちらです。

江戸時代の終わりころにつくられた何とも可愛らしい器です。

続いて、同じく「山で生きる -山の恵み-」【木・炭】のコーナーでは、瀬戸風峠遺跡(松山市南白水)で見つかった木炭床のある横穴式石室について紹介します。

横穴式石室の奥壁側床面に木炭を敷きつめていた非常に珍しい古墳です。

展示会では、敷きつめられていた木炭片(一部)や須恵器などの副葬品を展示する予定です。

臨時休館延長のおしらせ


4月10日(土)から4月21日(水)の予定で臨時休館させていただいておりましたが、愛媛県独自の警戒レベル「感染対策期」が延長されることになったことから、松山市考古館および松山市文化財情報館の休館を令和3年5月19日(水)まで延長させていただきます。
来館を予定されていたお客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。

休館延長期間

令和3年4月10日(土)から令和3年5月19日(水)まで

考古館の臨時休館について


誠に恐れ入りますが、新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡大防止のため

2021年4月10日(土)~ 4月21日(水)まで

臨時休館いたします。

 

(休館の期間は、今後の状況により延長される場合があります。)

 

 

大変ご迷惑をおかけいたしますが、

ご理解・ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

朝日谷2号墳の看板(説明・案内)を設置しました!


 

令和2年9月、朝日谷2号墳出土品が松山市で初めての重要文化財・考古資料に指定されました。これを受け、令和3年3月30日には、松山の至宝である考古資料や発掘調査成果をお伝えする説明看板と表示看板を、松山総合公園の第2駐車場から第3駐車場へ向かう園道に設置しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明看板では、古墳の発見経緯や調査研究成果を説明文と写真でわかりやすく紹介し、案内看板では、松山市考古館イメージキャラクター“ふんどう君”が、かつて古墳のあった方向を右手で案内しています。

公園を訪れた折には、朝日谷2号墳の看板(説明・案内)をご覧ください。松山総合公園のある大峰ヶ台(西山)の北側丘陵には、かつて、松山平野最古級の前方後円墳(古墳時代出現期:3世紀後半)が存在し、瀬戸内地方の古墳時代の開始や、その様相を解明するために重要な学術価値の高い考古資料が出土したことに思いを馳せていただければ幸いです。

なお、松山市考古館受付では、図録『朝日谷2号墳』を好評発売中です。A4判・全16ページ・オールカラーの内容で、ご希望されるお客様には1冊500円で販売しています。

🌸桜が見ごろです🌸


考古館の周辺では桜が見ごろを迎えています。🌸

(3/30 10時頃)

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、古代ハスの葉っぱが早くも水面から顔を出しました!!

今年も開花が楽しみですね。

 

 

 

 

 


ただいま特別展示室にて「発掘 松山の至宝 後期展(番外編)」を開催しています。

イラストレーターの早川和子さんに松山市内で実際に見つかっている遺跡の情景を描いていただいた原画を展示しています。

 

 

 

 

 

 

ぜひお立ち寄り下さい。

 

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