古代体験教室紹介~その10(ふんどう君ペンダント)


ふんどう君ペンダントは、水で溶かした石こうを鋳型に流し込んで作ったミニふんどう君に、好きな色で着色・デザインしてオリジナルのペンダントに仕上げます。体験を通して、出土品や考古学に興味や関心をもっていいただければ。

 

この3年間で延べ800人以上の参加があります。

ふんどう君ペンダントは、弥生時代の「分銅形土製品」(写真上)がモデルです。分銅形土製品は、手のひら大の土版で、上下・左右対称の土整品です。主に中~後期の集落遺跡で出土し、祭祀の道具と考えられています。松山の分銅形土整品は、顔が四角形のものが多く、笑顔の表現がされていることが特徴です。にっこり笑った分銅形土整品を見ると、なんだか嬉しくなります。

集落遺跡から発掘される分銅形土整品のほとんどが、くびれたところで破損しています。どうやら弥生人は、祭祀の道具として使用した後、意図的にくびれたところで壊して、二分割状態で廃棄したことが推定されるのです。なぜ、壊して廃棄したのでしようか?

 

 

休館日を除き、松山市考古館では、ふんどう君ペンダント〈1セット100円・個数限定〉の体験キットを購入することができます。セットには、学習シートが、ひも付きのふんどう君ペンダント(写真下)とともに含まれています。夏休みの自由研究に、考古館を訪れた思い出に、いかがでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

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