松山市考古館/文化財情報館周辺の開花情報を中心に季節の風景や話題そして考古館の活動情報を提供いたします。
ふんどう君ペンダントは、水で溶かした石こうを鋳型に流し込んで作ったミニふんどう君に、好きな色で着色・デザインしてオリジナルのペンダントに仕上げます。体験を通して、出土品や考古学に興味や関心をもっていいただければ。
ふんどう君ペンダントは、弥生時代の「分銅形土製品」(写真上)がモデルです。分銅形土製品は、手のひら大の土版で、上下・左右対称の土整品です。主に中~後期の集落遺跡で出土し、祭祀の道具と考えられています。松山の分銅形土整品は、顔が四角形のものが多く、笑顔の表現がされていることが特徴です。にっこり笑った分銅形土整品を見ると、なんだか嬉しくなります。
集落遺跡から発掘される分銅形土整品のほとんどが、くびれたところで破損しています。どうやら弥生人は、祭祀の道具として使用した後、意図的にくびれたところで壊して、二分割状態で廃棄したことが推定されるのです。なぜ、壊して廃棄したのでしようか?
休館日を除き、松山市考古館では、ふんどう君ペンダント〈1セット100円・個数限定〉の体験キットを購入することができます。セットには、学習シートが、ひも付きのふんどう君ペンダント(写真下)とともに含まれています。夏休みの自由研究に、考古館を訪れた思い出に、いかがでしょうか。