松山市考古館/文化財情報館周辺の開花情報を中心に季節の風景や話題そして考古館の活動情報を提供いたします。
今回は、高知県から出品される展示資料についてご紹介します。
まず、「山で生きる ~山の恵み~」のコーナーでは、巨岩の岩陰から旧石器時代の多様な石器類がみつかった南国市の「奥谷南遺跡」について展示紹介します。
奥谷南遺跡からは、チャートでつくられたナイフ形石器を展示します。
また、「山岳信仰と修験者」のコーナーでは高岡郡越知町にある「横倉山」について展示紹介します。
[銅製の経筒(お経を収める容器)]
横倉山は古代より山岳信仰や修験の場となった聖地で、平安時代末から鎌倉時代にかけての「経筒(複製品)」を展示します。
さらに、「山を行きかう人・モノ・情報 ~行き交う技術や商品~」のコーナーでは、江戸時代に香川県西部で生産された岡本系焙烙(ほうろく)の分布に着目します。
高知県香美市の「山田三ツ又遺跡」から出土した直径約50センチの焙烙を展示します。
考古館は5月31日(月)までの予定で臨時休館しております。開館までしばらくお待ちくださいませ。