松山市考古館/文化財情報館周辺の開花情報を中心に季節の風景や話題そして考古館の活動情報を提供いたします。
考古館では、5月1日より 発掘へんろ展「四国の風土と暮らし」の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大を防止するために4月10日(土)から臨時休館しております。
発掘へんろ展では、長い歴史のなかで山とともに歩んできた四国の人々の暮らしについて展示・紹介する予定ですが、展示会の開催に先立ち、今回より数回に分けて展示品や展示の様子などについてご紹介します。
まず、「山で生きる -山の恵み-」では、山に暮らす人々が利用してきた山の恵みについて紹介するのですが・・・
松山市からは、【石材・鉱物】のコーナーで伊予郡砥部町で産出する流紋岩を原料として生産された「砥部焼」(松山城三之丸跡出土)を展示します。
江戸時代の終わりころにつくられた何とも可愛らしい器です。
続いて、同じく「山で生きる -山の恵み-」【木・炭】のコーナーでは、瀬戸風峠遺跡(松山市南白水)で見つかった木炭床のある横穴式石室について紹介します。
横穴式石室の奥壁側床面に木炭を敷きつめていた非常に珍しい古墳です。
展示会では、敷きつめられていた木炭片(一部)や須恵器などの副葬品を展示する予定です。