「三百六十五日」

by okada
1月 27 2013 年

大相撲の初場所は後続に2差をつけていた横綱日馬富士が大関鶴竜を寄り切り、2場所ぶり5回目の優勝を決めました。今日の千秋楽に自身3度目となる全勝優勝をかけて横綱白鵬と対戦します。

現役時代優勝22回と〝平成の大横綱〟と呼ばれた貴乃花親方(40歳)。その貴乃花部屋の訓示の中に私の大好きな言葉があります。

〝三百六十五日鍛え、三百六十五日以後に結果を求めない〟という言葉。これは「1年間稽古をやり続けてすぐに結果が出なくても、2年目もやり続ければいい。簡単に結果が出ると思わずに、やり通したらそれが成功に繋がる」という意味なのです。

私もスポーツ事業に携わり12年が経ちました。今思い返せば教室を担当させて頂くようになった1年目は、皆さんの前での指導に気恥ずかしさがあったり、指導もぎこちなく笑顔すら作る余裕もなく、お話の途中で頭が真っ白になる事も多々ありました。

そんな自分に腹立たしさを感じながらも、教室に参加して頂いている市民の皆さんに少しでも満足していただけるよう、何百回、何千回と試行錯誤しながら教室を続け、上手く伝わらなかった事や、思うように理解してもらえなかった事も3年目にもなると何とか形になってきたように思います。

市民の皆さんのニーズに応え、心から満足して頂ける教室をする為には、何をどうすればいいのかさえ見当もつかなかった当時の自分と比べると、スローペースではあったと思いますが成長できている自分がここにいます。「三百六十五日」で結果が出なくても、何事も根気強くやり続ける事が大切なんですね。

 

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