「繰り返す」

by okada
12月 28 2012 年

目指せ!なでしこキッズ女子サッカー教室も最終日。私も本日で2012年の仕事納めです。

今年も市民スポーツ振興課ではコミセン・中央公園・北条スポーツセンターを合わせ約2,000回、私自身も約400回の教室をさせて頂く事ができました。これもひとえに財団施設をご利用して下さいました皆様のお陰です。

その教室でお話させて頂く内容が皆さんに解りやすく間違いがないよう、前日に参考資料などで確認させて頂く事もあるのですが、私自身が初めて目にする専門用語や医学用語なども書かれていたりします。

初めて目にした用語を次の日の教室での内容に関係性があれば、お話の中に入れようと思うのですが、「あれ?・・・」「単語が出てこない・・・」という事がたまにあるのです。

皆さんも「昨日ちゃんと読んだのに出てこない・・・」「もう忘れちゃった・・・」という方や、「私は記憶力が悪いのでは・・・」と心配になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。でも安心して下さい!忘れてしまう事は記憶力が悪いのではなく、実はあたり前の事。

ドイツの心理学者でもあるへルマン・エビングハウス博士の忘却(ぼうきゃく)曲線を見ると、人は覚えてから20分後には42%忘れ、1日経つと74%も忘れてしまうという事が読みとれます。忘却曲線とは意味のもたない綴(つづ)りをいったん覚えた後、時間が経つとその記憶がどうなっていくかを調べた結果を曲線に表したもの。

しかし、健康運動指導士として皆さんの前でお話させて頂く立場で、覚えた事をそんなにすぐに忘れてしまっては困りものです。すぐに忘れてしまわないように私が実践している事、それは〝繰り返す〟事。

これは仕事でも勉強でもスポーツでも同じ。習った事を繰り返し覚える、繰り返し動作する、つまり〝おさらい〟をする事で忘れにくくなり、記憶となって残ってくれるのです。

少々長くなりましたので、この記憶のメカニズムについてはまた後日書かせていただきますね。

 

(エビングハウス忘却曲線)

 

 

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