柔道の世界選手権代表の最終選考会を兼ねた全日本体重別選手権が福岡国際センターで開幕し、愛媛県勢では世界選手権2連覇中の浅見八瑠奈選手(女子48キロ級)と、ロンドンオリンピック銀メダリストの中矢力選手(男子73キロ級)がそろって頂点に立ちました。世界選手権は8~9月にリオデジャネイロ(ブラジル)で開催され、代表選手は本日の大会終了後に発表される予定です。
昨年のロンドンオリンピックを見ていて、日本の「柔道」と、国際舞台での「JUDO」の違いを感じた方もいらっしゃると思います。日本の「柔道」はしっかり組み1本を取りにいく、清く・正しく・美しい、正統派の柔道。一方、「JUDO」は形にはこだわらず、ポイントを取りにいく、勝つために〝DO(やる)〟「JUDO」。1882年(明治15年)に嘉納治五郎が創始した柔道の基本、「心・技・体」の「心」が抜け、技術と体の強さで勝負にくる外国の新しい競技に思えたのは自分だけでしょうか。
昨年度より、中学校で男女を問わず武道が必修化されたました。「礼に始まり、礼に終わる」などの日本文化や、相手を尊重し練習や試合を行う大切さ、そして競う合う楽しさや喜びなど、「心・技・体」を武道の授業でしっかりと学んで下さいね。