自分の上司の中田先輩。「だまって俺についてこい!」「俺の言った通りしたら間違いない!」という男臭さがある、そんな押しつけ型の昭和的上司・・・ではないのです。
普段はそれぞれ担当の教室や事務をこなしているのですが、キッズ教室やイベントなどで一緒に仕事をする機会があるといつも思います。とても人当たりが柔らかく、柔軟で、とりまとめが上手い、気配りができる人だなぁ・・・・と。
上からグイグイ引っ張るのではなく、下からのボトムアップで能力をアップさせ、仕事の効率化を図る。例えば、女性が心地良く仕事のできる環境を作れるような人が、これから平成の時代に求められる上司像ではないでしょうか。
選手たちから「ノリさん」と呼ばれている、なでしこジャパンの佐々木監督。選手には必ず秘めたる潜在能力があります。その能力を引き出すチャンスを与え、悩み、迷った時にしっかりと引っ張っていく、「自分がいなくてもきちんとプレーできているな」と静かに全体を見渡しながらも、選手からは見えていない視点からの指示は的確に与えていく、そんなボトムアップを意識した組織作りがオリンピック銀メダルにつながったのだと思います。