三宅宏美選手が銀メダルを獲得した重量挙げ(ウエイトリフティング)。重量挙げの起源は、古代ギリシアで石を持ち上げて力比べをしていたことが始まりだと言われています。
それから石の代わりにシャフトと円形のディスクを組み合わせたバーベルが使用され、現在のようなスポーツに発展したのです。オリンピックでは、1896年のアテネ大会で、片手ジャーク、両手ジャークの2種目が初めて行われました。
日本では1933年(昭和8年)、嘉納治五郎IOC委員がウイーン会議の帰途、バーベルを購入したところから日本の重量挙げの歴史が始まったのです。
スナッチとジャークの2種目の合計重量で競う重量挙げ。スナッチとは広い手幅でバーベルも持ち、1回の動作で頭上に一気に持ち挙げます。ほとんどの選手が足を左右に広げます。
ジャークはバーベルを1度肩の位置まで持ち上げ、続いて両肘が伸びきる位置まで頭上に一気に持ち上げます。ほとんどの選手が足を前後に開きます。
重い鉄の固まりを持ち挙げて楽しい?と思われている方、男子60~80kg前後の階級の選手は無駄な脂肪がなく、筋肉隆々、スポーツ選手の理想の体型を見る楽しみもありますよ。それと105kg超級もかなり圧巻。トップ選手は200kgを超える重さのバーベルを持ち上げる迫力はかなりのもの。この階級には太田選手(183cm/145kg)も出場します。是非ご覧下さい。「頑張れニッポン!」