(坊っちゃんカップ・道後温泉卓球大会)
連日熱戦が繰り広げられている「パリ2024オリンピック」。卓球男子団体準決勝で日本代表と対戦したスウェーデン代表選手の六角形卓球ラケットが話題になっています。
国際卓球連盟のハンドブックに記載されているラケットに関する規定を見ると、「どのようなサイズ、形状、重さでも良いが、プレートは平坦で硬いものとする」と記載されており、他にも「少なくともプレートの厚さの85%は自然の木材を用いる」などいくつかは記載されていますが、思っていたよりシンプルなルールとなっているのです。
つまり卓球のラケットは条件さえ満たしていれば、どんなに大きかろうが小さかろうが、形もハート形や穴あきラケットであろうが違反になることはないのです。(国内大会では日本卓球協会が審査を行い、公認済のラケットしか使用できないそうです。)
この六角形ラケットの製造会社によると、大多数のプレーヤーにとって好ましい打撃エリアがラケットの先端にあることに注目し、この六角形ラケットでは先端部分の打撃エリアが一般的なシェークハンドと比較して約11%大きくなっており、重量が重くなりすぎないように下部を削ったことで角のある形になったということです。
また、楕円形のラケットと比較しても、より卓球台に近づけてのプレーが可能となり、卓球台に近い位置のボールもしっかりとラケットの打撃エリアでとらえて打ち返すことができるということです。4年後の「ロサンゼルス2028オリンピック」や、当財団主催事業の「坊っちゃんカップ・道後温泉卓球大会」でも六角形ラケットが主流になっているかもしれませんね。