(石山大輝選手/神戸2024世界パラ陸上競技選手権)
先月開催された「神戸2024世界パラ陸上競技選手権」の男子走り幅跳び視覚障害T12クラスで、石山大輝選手(松山市出身)が自らが持つ日本記録を1cm更新する7m08cmをマークして銀メダルを獲得。パリ2024パラリンピック競技大会の日本代表にも内定しました。
走り幅跳びは「助走・踏切・空中動作・着地」の4つの動作がスムーズに連動することで好記録が生まれます。特に助走のスピードが跳躍距離に大きな影響をおよぼしますが、選手が助走を始めてから最高速に達するまでに要する歩数は17~20歩前後と言われており、1歩の歩幅を2mで計算すると助走距離は34~40メートルが理想的な助走距離となります。
ちなみに、助走の開始地点や歩幅の目安として、助走路の外側にはマーカー(目印)を2個まで置くことができますが、石山選手は助走の開始位置でもある49mに1個目、42m60cmに2個目のマーカーを設置しています。やや長めの位置からゆったりと助走に入ることで、踏切に向けてリズムよく走れるそうで、走り幅跳びを本格的に始めた頃より少しずつ助走距離が伸びてきたそうですよ。
※パリ2024パラリンピック競技大会の日本代表に内定した石山大輝選手を祝して、松山市総合コミュニティセンターに横断幕を飾っております。お近くにお越しの際には是非ご覧ください。