(上級救命講習会)
突然の怪我や病気はいつどこで起きるかわかりません。心臓や呼吸が停止した場合に何の応急処置も行わないと脳は約3分ほどで大きなダメージを受けてしまいます。しかし119番通報をしてから救急車が現場に到着するまでにかかる時間は全国平均で約8分。このわずかな時間に救命処置を行い、救急隊へのスムーズな引き継ぎが命を救う重要なポイントとなるのです。
年間約24万人(令和5年度)の利用があり、今月15日(土)からは夏季営業が始まる松山中央公園プール(アクアパレットまつやま)。施設内で溺者や傷病者が出ない事が一番ですが、万が一、自動体外式除細動器(AED)の操作や救急搬送などが必要となった場合、適切で迅速な対応が行えるよう当財団職員は定期的に講習会に参加しています。
心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の操作方法は何度も講習を受ける事で身につくものであり定期的な復習が大切です。中央公園から6名が参加した今回の上級救命講習会は8時間の長丁場でしたが、私たちが少なからず遭遇するであろう、プールサイドでの転倒事故等で想定される骨折や外傷の応急手当や搬送法の指導もあり、最後まで気を抜かず講習に臨むことができました。