キッズコーディネーション教室

by nakata
12月 06 2011 年

最近の子供たちは運動能力が低下していると言われますが、文部科学省が行なっている 「体力・運動能力調査」でも、昭和60年からほとんどの項目で子供たちの体力は低下傾向を続けています。

そこで財団では、子供たちの運動能力向上を目的とした、さまざまなキッズスポーツ教室を実施しています。

今日はその中から中央公園のスポーツフロア(坊ちゃんスタジアムの観客席の下には体育館があります。ご存知でしたか?)で行なっている「キッズコーディネーション教室」をご紹介いたします。

近年スポーツについての科学的な研究が進み、人の運動能力は下の7つの能力に分類されると考えられています。

【リズム能力】  リズム感を養い、動くタイミングを上手につかむ能力

【バランス能力】 バランスを正しく保ち、崩れた態勢を立て直す能力

【変換能力】   状況の変化に合わせて、素早く動きを切り替える能力

【反応能力】   合図に素早く反応し、適切に対応する能力

【連結能力】   身体全体を無駄なくスムーズに動かす能力

【定位能力】   動いているものと自分の位置関係を把握する能力

【識別能力】   道具やスポーツ用具などを上手に操作する能力

そしてコーディネーションには「調整する」という意味があり、これら7つの能力を必要なときに必要な調整をして、うまく引き出せるようにするトレーニングをコーディネーショントレーニングといいます。

ちなみにコーディネーションには筋力、柔軟性など神経系にかかわりの少ない能力は含まれていません。

・・・とにここまで読むとなんだかとても高度なトレーニングのような感じがしますが、昔の遊びにはこれらの能力は全て含まれていて、教室でも遊びの要素もたくさん取り入れて、スポーツフロアはいつも子供たちの元気な声でいっぱいです。

リズム能力と連結能力のトレーニング

 

先生が右手を挙げたら素早く右足を前に出す反応能力のトレーニング。おーい手前のお二人さん(^^;)だけではないか・・・

 

この教室定番のラダーとミニハードル。リズム能力と連結能力のトレーニングです。

 

畳の上で股関節の機能向上トレーニング。トカゲのように這っていきます。最近では多くのプロスポーツ選手が股関節のトレーニングとして取り入れています。

 

股関節その2。しこふみ歩き。背中を伸ばすためには、股関節と足関節の柔軟性が必要です。 

 

ストレッチ1。太もも後ろのハムストリングスを伸ばしてます。

 

ストレッチ2。表情筋のストレッチ?(^^;) カメラを向けると反射的にこの顔をしてくれました。

こういう顔って昔から変わりませんね(^^) おもろい顔大賞!

 

 ナイス髪型賞。

 

将来は愛媛国体やオリンピック選手など、日本を代表するようなスポーツ選手がこの教室から育ってほしいと願っています。現在日本代表のサッカーは男女ともとても強くなっていますが、イタリアセリエAの森本選手など子供のころこのようなコーディネーショントレーニングを受けた選手も大勢います。

また運動がちょっと苦手な子供さんも、この教室に参加すると、きっと運動のコツのようなものがつかめると思いますよ。

 

 

代表になって活躍した時のため、ヒーローインタビューの練習はばっちりです。この日はテレビ愛媛さんから取材を受けました。

次回のキッズコーディネーション教室は1月開始予定です。お問い合わせは中央公園089-965-3000まで。

【現在募集中の教室はこちら↓】

コミセン    www.cul-spo.or.jp/comcen/taiiku/kyousituannai.htm

中央公園  www.cul-spo.or.jp/centralpark/osirase/sportsclassroom.html

北条スポーツセンターhttp://cul-spo.or.jp/hsc/

   

 

 

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