「立つ」「座る」「歩く」といった身体を支える動作は主に下半身の筋肉が使われています。下半身の筋力が低下してくると足に力が入りづらくなったり、膝がしっかり上がらず、すり足状態となり、ちょっとした段差でつまずいて転倒のリスクが高くなります。それほど下半身の筋肉は日常生活の充実度を左右するのです。
今回のテーマは「下半身を鍛えよう!」です。動画で紹介しているワイドスクワットは一般的なスクワットの動作とは異なり、足幅を大きく広げて行いますので、大腿四頭筋(太もも前)や大臀筋(お尻)はもちろん、普段意識しにくい内転筋(内もも)へのアプローチができる種目です。
内転筋が担う動作としては、股関節の内転や屈曲、伸展などに関わっており、特に骨盤の安定性に大きな作用があるとされていますので、上半身と下半身を繋ぐジョイント部分でもある股関節や骨盤にとって、内転筋がいかに重要かということが理解できます。皆さんも動画を見ながら実践してみてくださいね。
◆著作・制作/愛媛CATV
◆監修・指導/公益財団法人松山市文化・スポーツ振興財団 中田 裕幸