「健康の為に何かしていますか?」と聞かれて「運動(スポーツ)」と答える人は多いと思います。令和元年にスポーツ庁が発表した「スポーツの実施状況等に関する世論調査」でも、週1日以上運動している成人の割合は55.1%で、なかでも70歳代の実施率が70%を超えて最も高くなっており、年齢を重ねるほど健康を意識して体を動かすようになる人が増えているようです。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う様々な制限により、運動不足による健康二次被害(運動機能の低下)が大きな問題となっています。当財団で実施したアンケートでも「新型コロナウイルスの影響で自粛期間の間に運動不足を感じましたか?」という問いに対して、70歳代の80%以上の方が「感じた(とても感じた23%・少し感じた50%・どちらかといえば感じた9%)」と回答しています。
愛媛県は新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、県独自の警戒レベルを初めて3段階のうち最も高い「感染対策期」に引き上げました。これに伴い松山市民に対して不要不急の外出自粛を要請されていますが、外出自粛は部屋に閉じこもってじっとしていることではありません。
当財団では新しい生活様式の中でも、市民の皆様の運動不足解消、健康維持・増進のサポートができるよう、「家庭でできる運動の紹介(部位別)」をホームページにて公開しております。ご自身の目的や体調に合った運動を動画を見ながら実践し、新型コロナウイルスに負けない身体づくりを一緒に目指していきましょう。