年間約78万人を超えるお客様に足を運んで頂いております「松山市総合コミュニティセンター(体育館・温水プール・文化ホール・研修室・こども館・コスモシアター・企画展示ホール)」。もしこのような不特定多数の方が利用する施設で想定外の災害が起きたとしても、現場の職員が状況を的確に判断し即座に行動できるよう、当財団では定期的に避難訓練や消防訓練を行っております。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は東北の人々の生活を一変させました。「10年も前に起きたこと」「愛媛から離れた場所で起きたこと」ではありません。地震や台風、豪雨などの自然災害と隣り合わせで私たち松山市民も生活をしています。
今回の訓練(3月1日実施)はいつ起きてもおかしくないと言われている「南海トラフ地震」を想定した避難誘導等のシュミレーションを行い、施設のハード面とソフト面の両面から具体的な安全管理対策の提案を行い、効果的な避難誘導計画の策定、安全対策の強化に繋げていくことを目的として実施しました。
体で覚えた行動は万一のときに役立ちます。「訓練で出来ないことは本番でも出来ない」「訓練は本番のように本番は訓練のように」とよく言われますが全くその通りだと思います。私もいざという時に安全で確実な行動が行えるよう、日頃から防災意識を持ち業務にあたりたいと思います。