(第8回市民スポーツフェスタ)
スピーディーで激しいラリーの応酬が見られる卓球。しかしラリーが一段落すると選手がペタペタと卓球台に手を擦りつけているシーンを見たことがありませんか?一体何をしているのでしょう。
実はこの動作はラケットを握る側の手の平の汗を卓球台でペタペタと拭いているのです。この話を聞いてアスリートらしからぬ行為だと思われた方もいるとは思いますが、ルール上で得点が6の倍数の時しかタオルは使えないと決められていますので、それ以外の時は卓球台かユニフォーム、シューズの裏などをタオル代わりに使用するしかないのです。
ただ卓球台をペタペタすると湿気が移ってしまい、プレーに影響が出てしまうということも考えられるため、あまりボールがバウンドすることのないネット際でペタペタしているそうです。
ちなみに汗をかいていない選手もペタペタすることがありますが、プレー中のルーティンであったり、試合の流れを変えるために間を取る意味もあったりするそうです。このように選手のプレー以外の仕草や癖などに焦点を当ててスポーツ観戦してみるのも面白いかもしれませんね。