(松山市総合コミュニティセンター体育館トレーニングルーム)
「きつい運動」「つらい運動」「苦しい運動」としてシニア層に敬遠されてきた筋力トレーニングですが、最近は定年後に筋力トレーニングを始める男性がかなり増えてきているそうです。どんな年齢になろうとも健康でいる為には筋肉量を維持することが必要だということを多くの方が認識されているのかもしれません。
最近の研究で75~84歳の高齢者の歩行速度と、10年後の生存率を調べた結果、歩くスピードが速い人ほど長生きしていることがわかりました。普通以上の速さ(秒速1.4m以上)で歩けるグループと、歩行速度が遅い(秒速0.4m未満)グループを比べると、10年生存率に約3倍の差が生じたのです。歩行速度は筋肉量と関係しているため、筋肉の量が多いほど長生きできることを表しているのです。
生活習慣病の予防や改善、骨粗鬆症や転倒予防など、生活の質向上の効果が期待できる筋力トレーニング。日頃からこまめに身体を動かして衰えやすい筋肉をしっかりと鍛え、いつまでも若々しく活動的な毎日を過ごしてくださいね。
※新型コロナウイルス感染拡大防止対策として5月31日(日)まで松山市総合コミュニティセンタートレーニングルームの利用は休止とさせていただいております。再開日については今後の状況により変更となる可能性があります。