(坊っちゃんスタジアム)
新型コロナウイルスの影響で開幕が約3カ月遅れ、無観客での試合が続いていたプロ野球(NPB)。昨日(10日)からは政府の指針に沿って5,000人を上限に観客を入れて公式戦を実施、無人だった客席にファンの姿が戻ってきました。
プロ野球公式戦のテレビ中継を見ていると、内野や外野、バックネット裏の観客席はびっしりと満員なのに、バックスクリーン前では誰も試合観戦していません。どうしてなのでしょう。
この理由はバッターやキャッチャー、そして審判がピッチャーの投げた白いボールを見やすくするため。例えばバックスクリーン前に白い服を着た人がたくさんいたり、応援旗を上下左右に振られると、ボールの軌道が見極められなかったり、頭の近くにボールが来たときに避けれなくなり非常に危険なのです。
ひと昔前の球種はストレートやカーブ、シュートやフォークくらいでしたが、最近ではシンカーやスライダー、スプリットやツーシームなど様々な軌道を描くボールが投げられています。坊っちゃんスタジアムでは青色のフェンスとスコアボードの中間部分にあるバックスクリーンは黒色で塗装されており、ボールの軌道がより確認しやすくなっています。