「石鹸」

by okada
9月 27 2012 年

皆さんがトレーニング後や、家での入浴であたり前のように使用している「石鹸」。石鹸の歴史は紀元前4000年前までさかのぼります。

人類で初めて鉄を作り出したとして知られる「ヒッタイト人」(現在のトルコ共和国、アナトリア半島にいた民族)がシャボンソウという植物の灰からとった灰汁で手を洗ったことが石鹸の始まりだそうです。

シャボンソウと聞いてお気づきでしょうか?実はフランス語で石鹸のことをサボン(savon)というのですが、語源はここからきているのです。

日本で使われている「シャボン玉」という言葉は、ポルトガル語のシャボン(sabao)に由来される言葉で、フランス語のサボン(savon)が語源と考えられています。

このシャボンソウ、ご存知の方はあまりいらっしゃらないと思うのですが、白い花を咲かせます。葉を水につけると石鹸のような泡がでるらしいのです。

紀元前800年頃になると、古代ローマ時代、サポー(sapo)の丘の神殿で、神に捧げる羊が焼かれる際にしたたり落ちる油と木の木灰が混ざり合って石鹸が作られていたようです。

ここでもサポー(sapo)と聞いてお気づきでしょうか?石鹸の英語のソープ(soap)の語源はここからきているのです。語源って実に面白いものですね。

 

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