「階段の上り下り」

by okada
5月 09 2020 年

(ジョギング教室中央公園コース)

 

「歩く」という動作は簡単に行っているように見えますが、太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)やふくらはぎ(腓腹筋・ヒラメ筋)など多くの脚の筋肉を使って歩いています。さらにお尻(大臀筋・中臀筋)や腰(脊柱起立筋)、背中(広背筋)の筋肉も使用しています。つまり全身の筋肉を使ってはじめて「歩く」ことができるのです。また重心を移動させて前に進むためにはバランス能力、さらには長い時間動くことができる心肺機能も必要となります。

もし「歩く」という動作をしなくなったら、筋肉量やバランス能力、心肺機能が低下します。こうなってしまうと歩くスピードが落ち、信号を渡りきれない、または荷物を持つとバランスが保てずふらついてしまう、小さな段差でつまずき転んでしまうなど日常生活に多大な影響を及ぼす恐れが出てきます。このようなことに事態にならないためにも普段からしっかりと「歩く」ことが大切なのです。

しかし、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、運動不足の方も多いと思います。そこで私たち健康運動指導士がお勧めする運動は「階段の上り下り」。消費カロリーは軽めのランニングとほぼ同程度といわれ、肥満だけでなく生活習慣病予防にも効果的な運動なのです。「朝昼晩に各10分ずつ」「トコトコ上がってジワジワ降りる」をポイントに「階段の上り下り」を実践してみてくださいね。

 

※国の緊急事態宣言を踏まえて、5月10日(日)まで松山中央公園は休所とさせていただいております。再開日については今後の状況により変更となる可能性があります。