当財団ジョギング教室の松本孝子コーチ(管理栄養士)のフルマラソンベストタイムは2時間52分14秒(1995年/東京マラソン)。マラソン経験のない方には「サブスリー(3時間切り)ってそんなに凄い事なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もし機会があれば1kmだけでいいので4分15秒で走ってみてください。そのペースを崩さずに42.195倍の距離を走り切ることが出来れば「サブスリーランナー」になれるのです。
ちなみに男子マラソンのデニス・キメット選手(ケニア)が持つ世界記録は2時間2分57秒。1kmを2分54秒、50mを8.7秒のペースで走り続けます。19歳の日本人女性50m走の平均値が9.03秒(平成27年度)ですので、元気な女性が猛ダッシュしても追いつけないスピードでキメット選手は42.195キロを走り切る計算となります。
現在の世界記録より178秒速く走ることが出来れば1時間台となる男子マラソン界ですが、人類が「サブツー(2時間切り)」を出せるかどうかは、非常に難しいという意見もあれば、15~30年後には可能と予測する専門家もいるそうです。ひょっとすると私達が生きている間に「夢のサブツーランナー」を目の当たりにすることができるかも知れませんね!