イチゴの甘酸っぱさと生クリームの甘さがベストマッチのショートケーキ。誰もが知っているケーキの王道ともいえるショートケーキですが、モンブランやアップルパイなど他のケーキと比べても決して短いわけではないのにどうして「ショート」なのでしょう?
「ショート」を辞書で調べてみると「短い」という意味の他にも「カリカリする」「サクサクする」という意味があります。もともとショートケーキとはスコットランドの農村地方のケーキで、サクサクした食感の大きなクッキーのようなお菓子だったそうです。スコットランドの別名が「ショートランド」と呼ばれていたことからこのお菓子が「ショートケーキ」になったと言われています。
またスコットランドの農村地方の結婚式では花嫁の頭をこのクッキーで叩き、一度で割れないと縁起が悪いと言われていた風習があったそうです。日本の結婚式で行われる新郎新婦がナイフでケーキを切るセレモニーがこのクッキーを1度で割る風習からきていると考えるとつじつまが合うのです。
ちなみに毎月22日は「ショートケーキの日」です。これはカレンダーでは22日の上に必ず15日があるので、上に15(イチゴ)が乗っていることから、ショートケーキに見立てているそうですよ(笑)