今日2月3日は節分。昔の人々は豆に「魔滅(まめ)」という字を当てはめ、「魔を滅(めっ)する」という意味を込め、1年間の健康を願って「豆まき」を行っていましたが、最近では豆まきに加えて「恵方巻き」と呼ばれる太巻き寿司を食べる風習が全国各地に広まっています。
恵方巻きが食べられるようになったきっかけは、1977年の大阪道頓堀で開催された「海苔祭り」での巻き寿司丸かじり早食い競争だと言われています。ユニークで大盛り上がりだった巻き寿司丸かじり早食い競争は全国各地に広まり、1980年代の終わりにはコンビニで「恵方巻き」として販売が開始。そして販売エリアも広がり、1990年代には全国のコンビニやスーパーなどで販売されるようになり全国各地に浸透したのです。
今年の方角は「北北西」。太巻き寿司を切らないで食べるのは縁を切らないという意味があり、七福神にちなんでキュウリ、かんぴょう、伊達巻、うなぎなど7種類の具を入れるといいと言われています。おしゃべりしながら食べると運が逃げるので、願い事をしながら黙ってまるごと1本を最後まで食べきるのが基本スタイル。おしゃべりな方も今日だけは無言で黙々と食べて下さいね(笑)