(松山中央公園坊っちゃんスタジアム)
プロ野球公式戦のテレビ中継を見ていると、内野や外野、バックネット裏の観客席はびっしりと満員なのに、バックスクリーン前では誰も試合観戦していません。どうしてなのでしょう。
この理由はバッターやキャッチャー、そして審判がピッチャーの投げた白いボールを見やすくするため。例えばバックスクリーン前に白い服を着た人がたくさんいたり、応援旗を上下左右に振られると、ボールの軌道が見極められなかったり、頭の近くにボールが来たときに避けれなくなり非常に危険なのです。
ひと昔前の球種はストレートやカーブ、シュートやフォークくらいでしたが、最近ではシンカーやスライダー、スプリットやツーシームなど様々な軌道を描くボールが投げられています。坊っちゃんスタジアムでは青色のフェンスとスコアボードの中間部分にあるバックスクリーンは黒色で塗装されており、ボールの軌道がより確認しやすくなっています。
ちなみに例外中の例外として2010年に福岡ドームで行われた福岡ソフトバンクホークスVS読売ジャイアンツ戦では二重予約の手違いが起き、定員以上の観客の入場が確実となっため、バックスクリーン前のスペースを客席(340席)として使用したこともあったそうですよ。
組み合わせ抽選会が行われ、参加60校の対戦相手が決定した第98回全国高等学校野球選手権愛媛県大会。7月13日(水)午前11時から開会式が行われ、午後0時半から開幕試合の新居浜商業と大洲農業が対戦します。大会期間中は坊っちゃんスタジアムに足を運んでいただき、繰り広げられる高校球児の全力プレーに熱いご声援をお願いいたします。皆様のご来場お待ちしております。