(松山中央公園キッズコーディネーション教室)
コロンビア大学が10歳から12歳の子供400人を対象にある実験を行いました。子供たちをA・B・Cの3グループに分けて簡単な図形テストを行った後に8割以上が正解したことを告げ、Aグループには「いっぱい問題が解けて頭がいいね」と褒め、Bグループは特に褒めず、Cグループには「いい点だったのは一生懸命努力したからだね」と褒めました。
そして2回目のテストを行う際に「1回目より難しい問題」と「1回目と同じレベルの問題」を子供たちに選択させると、1回目に「いっぱい問題が解けて頭がいいね」と褒められたAグループの約3割が、特に褒めなかったがBグループの約5割が、「いい点だったのは一生懸命努力したからだね」と褒めたCグループの約9割の子供たちが「1回目より難しい問題」を選択したのです。
つまり子供の向上心を高めるには、生まれつきの能力を褒めるより、一生懸命に努力したことを褒めてあげることが大切ということ。当財団のキッズスポーツ教室でも習得が難しい複雑な動きを取り入れたメニューを行うことがありますが、上手く出来た子供たちには「もっと頑張ってチャレンジしてみよう!」という気持ちになれる褒め方をしてあげたいと思います。