(松山中央公園キッズスポーツフェスタ)
我が家のテレビに接続されているハードディスクにはオリンピックや世界選手権などの録画映像ばかり。陸上部の長男は暇さえあればトップアスリートの動作を食い入るように見ています。お手本となる選手の良さを見つけ、その良さを自分の中に取り込み、そしてその良さにアレンジを付け加え、自分に合う動作を作っていく為なのです。
芸人さんや演歌歌手、デザイナーやスタイリストの世界では師匠と弟子との関係があたり前のようになっていますが、これは師匠の「真似」をする事がいかに上達への近道であるかという事を肌で感じとっているからなのです。あの有名デザイナー山本寛齊さんでさえコシノジュンコさんに弟子入りしたいと言ってましたし、独創性のある楽曲で有名なベートーベンでさえも最初はモーツアルトそっくりの楽曲をつくっていたというのですから、真似る事がいかに大切なのかがわかります。
当財団のキッズスポーツ教室では最初に指導員がお手本を見せてから子供達に動作をしてもらうのですが、この行動こそがスポーツを上達させるポイント。特に運動能力が最も高まりやすい時期でもある小学生は「真似をする」という行動が上達への近道なのです。子供達はスポーツの動きを理屈で覚えるのではなく感覚的に習得しています。難しい理論は必要ありません。保護者の皆さんも、「走る」「跳ぶ」「投げる」「蹴る」など様々な動作をぜひ子供さんに間近で見せてあげて下さいね!