「世界記録」

by okada
3月 23 2015 年

3月15日(日)に石川県能美市で開催された全日本競歩能美大会の男子20キロ競歩で、鈴木雄介選手(27歳)が1時間16分36秒の世界新記録で優勝しました。

陸上競技の五輪種目で日本選手が世界記録を樹立するのは、2001年に高橋尚子さんが女子マラソン世界最高を記録して以来。男子では1965年の重松森雄さんがマラソンで世界最高を記録して以来50年ぶりの快挙。

今大会で打ち立てた1時間16分36秒という世界記録ですが、時速に換算すると約15.6キロ。不動産物件広告などでよく見かける「駅まで徒歩10分」という表示は1分80メートル(時速4.8キロ)で計算されていますので、一般的な成人歩行速度と比較しても3倍以上の速度で歩いているのです。

ちなみに鈴木選手が今大会のペースでフルマラソン(42.195キロ)の距離を歩いたとしたならば、2時間41分36秒でゴールとなる計算。市民ランナーの夢である「サブスリー(3時間以内)」を凌駕するスピードなのです。

このように競歩とは皆さんがイメージするウォーキングとは違い、驚くほど速いスピードで進む競技です。今夏に北京で行なわれる世界選手権日本代表にも内定した鈴木選手。是非人類究極の歩きをチェックしてみて下さいね!

 

次ページへ »

« 前ページへ