陸上競技部に所属する長男が合宿でよく利用している愛媛県西条市にある「ひうち陸上競技場」。この競技場の最大の特徴は天候型ウレタン舗装のトラックが青色だという事。
2009年に開催された世界陸上ベルリン大会でも青色トラックでレースが行われ、男子100m決勝ではウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が人類最速の9秒58の世界記録を叩き出しました。以降、日本でも青色トラックの競技場が徐々に増え、現在は日本にある約470ヶ所の公認陸上競技場のうち約30ヶ所が青色トラックとなっています。
他のスポーツを見ても同じように青色を使う競技が増えてきています。今では国際的にスタンダードになっている青色の卓球台ですが、昔は黒板の色のような深く濃い緑色でした。また野球のグローブも昔は茶色が主流でしたが、最近では青色のグローブを使用するプロ野球選手も多くなっているのです。
古田敦也さん(元ヤクルト)も現役時には青色のキャッチャーミットを使っていましたが、あるインタビューでミットの色について質問されたところ「青は冷静にさせる効果があるんです。だからピッチャーが打たれても冷静にさせる為に青いグローブを使っているんです」と答えていました。
つまり、陸上競技場の青色トラックも、興奮状態の選手を冷静にさせる事でスタートでのフライングが減ったり、またそれも含めて選手の集中力が増す結果となり、好記録が望めるのではないでしょうか。
このように身心が落ち着き、感情にとらわれず冷静に物事を判断する効果が期待できる青色。私も仕事やプライベートでイライラした時は、青い海や空を見るなどの効果的な対策方法を探してみようと思います!(笑)