岡山大学が2010年春に入学し、3年間健康診断を受けた学生1,314人を対象に肥満指数(BMI)などを調査した結果、アンケートの質問で〝早食い〟だと答えた学生は〝早食いではない〟学生より4.4倍も肥満になりやすい事がわかりました。
私たちの脳には空腹が満たされたと感じる「満腹中枢」があります。これが働くには、食べ始めてから約20分くらいはかかると言われています。ですから〝早食い〟をしてしまうと20分の間にかなりの量を食べてしまう事となり肥満につながる可能性があるのです。
また〝早食い〟は血糖値が急上昇し、急激に上がる血糖値に対して「インスリン」という血糖値を下げるホルモンが大量に分泌されます。この「インスリン」には体内の余った糖を脂肪として蓄えようとする働きがある為、この意味からも肥満につながるのです。
私は〝早食い〟の解決法として〝ゆっくり食べざるをえない食材を選ぶ〟ようにしています。パンを購入する時はベーグルやフランスパンなど噛みごたえのある物を選び、野菜などはなるべく大きく切るように心掛けています。
他にもナイフを使ったり、焼き魚も丁寧に身をほぐしたり、1口1口よく噛む事で食事時間を長くするという方法もあります。皆さんも肥満予防の為にも〝早食い〟しない方法を実践してみて下さいね!