(石手川沿いの桜)
3月16日(日)に高知県宿毛、17日(月)に宇和島で桜が開花し、2014年の桜前線は平年より5日前後早く四国をスタートしました。24日(月)に松山地方気象台は松山市でもソメイヨシノが開花したと発表。平年より1日早く、昨年よりは7日遅い開花となりました。
各地の満開日は平年並みの予想で、松山市内でも今週末から4月上旬にかけて満開の桜が楽しめそうです。そんな桜ですが3,000年以上前から〝さくら〟という言葉が存在すると言われています。
まず〝さくら〟という言葉の語源は、日本最古の書物である古事記からきていると考えられています。この書物の中では〝木花開耶姫(このはなさくやひめ)〟という女神が、富士の頂上から種を蒔いて花を咲かせたという話があります。つまり〝さくや〟が転じて〝さくら〟となった説があるのです。
もうひとつは、春になると〝さ〟(穀物の霊)が〝くら〟(神様が鎮座する場所)にやってくるという説。さ+くら=〝さくら〟は穀物の霊が宿る場所を表していると言われています。「花より団子」という言葉がありますが、美しい桜の下で美味しい物を頂けるという事は、農作物が育ってくれないとできません。私も今年は2014年の五穀豊穣を祈願しながらお花見を楽しみたいと思います。