「雪化粧」

by okada
1月 11 2014 年

(松山市総合コミュニティセンター企画展示ホール)

 

比較的温暖な気候で、雪が降ってもなかなか積もる事がない松山市平野部でも昨日はうっすらと雪化粧。職場の隣にある新玉小学校の子供たちも運動場で大はしゃぎでした。そんな子供たちから「雪はどうして白いの?」と質問を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この質問は簡単そうで、実は意外と難しい質問。私達に物が見えるのは物体に光が当たり、その光が反射する事により、目で確認できます。また、赤や青などいろいろな色に見えるのは、反射する光の波長の違いがあるからなのです。

ところが、白色というのは他の色が見えるメカニズムと違いがあり、いろいろな色の波長が反射した時に見える色。つまり雪が白く見える理由は、雪の中の氷のつぶが小さい為に、いろいろな波長の光をあちこちに乱反射させ、それらの色が混ざり合う事から白く見えるのです。

ちなみに、夏に子供たちがよく食べるかき氷も同じ原理。氷の時は半透明ですが、細かく砕かれる事により白いかき氷になりますよね。いろいろな色の光を合わせると白色に見えるというのはちょっぴり不思議な気もしますが、光にはそういう性質があるのです。

 

(松山市総合コミュニティセンター 体育館)

(松山市総合コミュニティセンターこども館)

 

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