今や全国区となった「讃岐うどん」。香川県のうどん店の数は約800店あるとも言われています。讃岐でうどん作りが盛んになったのは江戸元禄時代の頃で、この時代に書かれた屏風絵「金毘羅祭礼図」には3軒のうどん屋が描かれており、既に約300年前には讃岐うどんが存在していた事が証明されているのです。
そんな讃岐うどんのルーツは本当かどうかは抜きにして「遣唐使として中国に渡った弘法大師(空海)が、その当時中国で食されていた小麦を練り茹でて食べる食物を持ち帰り、現在の琴平町に伝えたのが始まりだ」と香川県では語り継がれています。
この説が本当であるとするならば、その琴平町を含む中讃地域(坂出・丸亀・善通寺・琴平・まんのう・多度津・宇多津)に、とにかくうどん屋さんが多いのも納得です。というわけで私も中讃地域にある〝ビニールハウスのうどん屋さん〟として有名なお店に行ってきました。
私が注文したのは人気メニューの「肉ぶっかけうどん(写真は大盛りです!)」。惜しげもなくたっぷりと乗った牛肉が食欲をそそる一杯。何とも言えない絶妙の甘辛さの牛肉は、太さがまばらで一見で手打ち・手切りと分かるコシとモチモチ感のある麺との相性が抜群!ちなみに牛肉は器からこぼれ落ちそうなくらいの量なので、半分程食べ終わったらレモンを搾ったり、ショウガや大根おろしなどの薬味でさっぱりと頂く食べ方もお勧めです。