「チンニング」

by okada
4月 10 2014 年

(松山市総合コミュニティセンタートレーニングルーム)

 

上の写真は〝チンニング〟というトレーニング種目で、広背筋(背中)を強く刺激する事ができ、背中に広がりや厚みをつけ、逆三角形の上半身を作り上げる効果が高いとされるトレーニングです。

聞きなれない種目かもしれませんが、皆さんもご存じであろう〝懸垂〟と同じと思って頂いても問題ありません。しかし、スポーツテストなどで行われる回数をこなす事を目的とした動作では最大限の効果は得る事ができません。トレーニングポイントを意識し、正しいフォームで効果的に行って下さいね。

ちなみにチンニングが1回もできない方は、まずはラットプルダウンというマシンがお勧め。扱えるウエイト(重さ)がご自分の体重近くになったらチンニングを取り入れて下さいね。

 

【チンニングのポイント】

①胸を張り、背中を丸めない・・・バーに自分の体を近づけていくにつれ胸を張ります。胸を張る事で両側の肩甲骨が近づき、広背筋が最大限に収縮できます。

②上腕二頭筋(腕前)より広背筋(背中)で体を持ち上げる事を意識する・・・上腕二頭筋(腕前)をできるだけ働かせないようにして、背中に100%意識を集中する事でトレーニング効果が高まります。

③グリップ位置を変える・・・バーの握る位置を変更するだけで動作の角度が変わり、重点的に使われる筋肉の位置も変わってきます。トレーニングのマンネリ化を防ぐ事もできます。

④降ろす時には広背筋(背中)をしっかりとストレッチさせる・・・広背筋上部を強く意識する事ができ、背中の広がり(幅)を作るのに効果的です。

⑤行える回数が増えたら重りを腰からぶら下げて負荷を調節する・・・負荷を増し、刺激を大きくする事で、筋肉はその環境に適応しようと筋肉量が増してくるのです。

次ページへ »

« 前ページへ