9日間に渡り行われてきたトップアスリートたちの至高の戦い〝第14回世界陸上モスクワ大会〟が終わりました。男子100mのウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)、女子棒高跳びのエレーナ・イシンバエワ選手(ロシア)など陸上界のスーパースターの中で私の一押しは、今大会男子十種競技でも優勝したアシュトン・イートン選手(アメリカ)。
十種競技とは、1日目に100m走・走幅跳・砲丸投・走高跳・400m走を、2日目に110mハードル・円盤投・棒高跳・やり投・1500m走を行い、それぞれの記録を得点に換算して総合得点で競う過酷な競技。パワーやスピード、瞬発力や持久力など〝運動能力〟と呼ばれる全てを兼ね備えた選手達が競い合う事から、勝者は〝キング・オブ・アスリート〟と称えられています。ちなみに世界記録保持者(9039点)でもあるイートン選手の各種目別の記録を見てみると
◆100m(10秒21) ◆走幅跳(8m23)
◆砲丸投(14m20) ◆走高跳(2m05)
◆400m(46秒70) ◆110mハードル(13秒70)
◆円盤投(42m81) ◆棒高跳(5m30)
◆やり投(58m87) ◆1500m(4分14秒48)
100m走では2013年日本選手権2位の桐生祥秀選手(10秒25)を上回る記録で走り、走幅跳では日本選手権における優勝記録(7m76)を50cm近く上回っており、今回の世界陸上モスクワ大会に単独種目で出場しても楽々予選通過、決勝でも6位入賞に相当する記録なのです。
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